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200704
ありがとう
- 2007-04-26 (Thu)
- 写真(CASIO W41CA)

スーパーのレジで、ガーベラを貰った。
何かのキャンペーンだったのだろうか。
分からない。
ガーベラは、好きな花の一つだ。
元気があって、可愛い。だから、好き。
薄いピンクのガーベラを、家にあった洋酒の瓶に生けた。
何でもない日にもらうプレゼントは、
とても嬉しい。
それが、いつものスーパーのレジで、もらうプレゼントとなれば、尚更。
ありがと。
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ちょっと前の写真
- 2007-04-26 (Thu)
- 写真(CASIO W41CA)

分厚い葉の上に、黄色く咲くスイセンが、
どうしても、星に見えて仕方ない。
アニメ映画『銀河鉄道の夜』にあった、
天の川のほとり一面に、
リンドウが咲いているシーンを思い出す。

人様の家の前で、いつも立ち止まって、
スイセンを眺めながら、天の川を思った、帰り道。
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母のグチ
- 2007-04-26 (Thu)
- ことば
わたしの母は、所謂「天然ボケ」だ。
エアコンのリモコンの液晶が見えにくくなった時、
リモコンの電池を替えれば解決する話なのに、
エアコンそのものを買い換えようと本気で考えたり。
犬のハルに向かって、妹の名前で何度も呼びかけたり。
上げればキリが無いが、大体、3日に1回のペースで、
何かおかしな事をしてくれる。
そんな母の話は、長い。
結論が、ずーっと後にならないと出てこない。
きっと、わたしもそうなのだろうけれど。
母の話を聞いていると、段々イライラしてくる事がある。
「・・・で、どうしたの?」と、
結論を急かしてしまう事も多い。
それでもめげずに母は、結論を先延ばしにしたまま喋り続ける。
そして、わたしが真面目に聞いていないのに気づくと、
「もう・・・」と言って膨れる。
それに対して、父の話は短い。
要点を押さえて、結論から話す。
とても聞きやすい。しかし、会話としては膨らまない。
父と話しをすると、時々、上司と話しをしている気分になる。
父と母は、とても対照的だ。
父は、母を、「感情に流されすぎ」と思っているし、
母は、父を、「理屈っぽい」と思っている。
だけど、基本的に仲がよい。
互いの才能(母の豊かな感受性、父の冷静な判断力)を
尊敬しているのだそうだ。
そんな父は、時々母を怒らせる。
父の配慮の無さが、母を傷つけるのだ。
傷ついた母は、父の前では少し膨れるだけ。
だから、父は、母がどれだけ傷ついているか気づかない。
気づいてもらえず、母は更に怒る。
「もうっ」と膨れるだけなので、
大して傷ついていないのか、と軽く見てしまう事が多いのだが、
実は、母の傷は、思ったよりずっと深い事が多い。
その深さは、わたしへ向けられる「グチ」の長さで分かる。
先日父方の祖母が突然亡くなり、その後の葬儀や様々な件で、
母は父の実家の価値観との違いを改めて実感する事が多く、
深く傷ついていた。
突然母親を失った父は、
そんな傷ついた母をフォローする程の余裕があるはずも無く(当然だけれど)、
放っておかれた母の傷は確実に深まっていった。
告別式を終えて、祖母の家から家まで、
母の車で、母と二人で帰った。
父はまだ片付ける事があったので、
わたし達だけ先に帰る事になったのだ。
帰り道の約4時間、助手席で母は、グチり続けた。
4時間、音楽も聞かず、ずうっと母のグチを聞いた。
途中から周りが見えなくなるほどの豪雨になり、
ワイパーが振り切れてしまうのでは無いかと思うくらいだったが、
そんな車に叩き付けられる雨音に負けないくらい大きな声で、母は、グチった。
よっぽど腹に溜まっていたらしい。
しかし、ちっとも嫌な気分にならなかった。
4時間聞いた母のグチは、「本当のグチ」だったからだ。
「本当のグチ」って、ただ、わたしが勝手に決めたものだけれど。
「本当のグチ」は「悪口では無い」と思うのだ。
「グチ」と「悪口」の線引きって難しいけれど、
でも、そう思う。
「もー、嫌んなっちゃう」と言っても、
相手を悪く言っている訳では無い。
何というか、取り返す事の出来ない現実に対して、
ただ、ぶーぶー言うだけって感じなのだ。
別に、逃げ出したい訳でも無いし、
誰かを責めたい訳でも無く。
ただ、ぶーぶー言うだけ。
わたしはずっと、
「ほんとだよねー」とか「こまっちゃうねー」とか、
そんな受け答えしかしなかった。
そう答えながら、今まで、母の話が長いからと
真面目に聞かなかった事を反省したり、
これからはもっと、母を気遣おうなんて思ったり、した。
新潟に着き、ファミレスに入り、久しぶりに外食をした。
4時間喋り続けた母は、乾いた喉に水を流し込み、
満足そうに言った。
「もうっ。今度、お父さんがいない所で
『お父さんのばか』って言うんだから。
ぷち切れてやるんだからっ」
『ぶち切れる』のでは無く、「ぷち」。
それが言い間違いなのか、本気なのかは、分からないけれど。
母の事だから、本気で言っているのだろう。
本当に、父のいない所で『ばーか』と言って、
満足そうに、
くつくつ笑うのだろう。
五目ラーメンを美味しそうに食べる母を見ながら、
母の強さと可愛らしさに何故か、頭の下がる思いがした。
劇的に変化した現実を逃げずに受け止める強さと、
根底にいつもある愛嬌いっぱいの可愛らしさ。
その両方を持つ母親に少しでも近づきたいと思った。
そして同時に、こんな素晴らしい気づきを与えてくれた祖母に、感謝した。
エアコンのリモコンの液晶が見えにくくなった時、
リモコンの電池を替えれば解決する話なのに、
エアコンそのものを買い換えようと本気で考えたり。
犬のハルに向かって、妹の名前で何度も呼びかけたり。
上げればキリが無いが、大体、3日に1回のペースで、
何かおかしな事をしてくれる。
そんな母の話は、長い。
結論が、ずーっと後にならないと出てこない。
きっと、わたしもそうなのだろうけれど。
母の話を聞いていると、段々イライラしてくる事がある。
「・・・で、どうしたの?」と、
結論を急かしてしまう事も多い。
それでもめげずに母は、結論を先延ばしにしたまま喋り続ける。
そして、わたしが真面目に聞いていないのに気づくと、
「もう・・・」と言って膨れる。
それに対して、父の話は短い。
要点を押さえて、結論から話す。
とても聞きやすい。しかし、会話としては膨らまない。
父と話しをすると、時々、上司と話しをしている気分になる。
父と母は、とても対照的だ。
父は、母を、「感情に流されすぎ」と思っているし、
母は、父を、「理屈っぽい」と思っている。
だけど、基本的に仲がよい。
互いの才能(母の豊かな感受性、父の冷静な判断力)を
尊敬しているのだそうだ。
そんな父は、時々母を怒らせる。
父の配慮の無さが、母を傷つけるのだ。
傷ついた母は、父の前では少し膨れるだけ。
だから、父は、母がどれだけ傷ついているか気づかない。
気づいてもらえず、母は更に怒る。
「もうっ」と膨れるだけなので、
大して傷ついていないのか、と軽く見てしまう事が多いのだが、
実は、母の傷は、思ったよりずっと深い事が多い。
その深さは、わたしへ向けられる「グチ」の長さで分かる。
先日父方の祖母が突然亡くなり、その後の葬儀や様々な件で、
母は父の実家の価値観との違いを改めて実感する事が多く、
深く傷ついていた。
突然母親を失った父は、
そんな傷ついた母をフォローする程の余裕があるはずも無く(当然だけれど)、
放っておかれた母の傷は確実に深まっていった。
告別式を終えて、祖母の家から家まで、
母の車で、母と二人で帰った。
父はまだ片付ける事があったので、
わたし達だけ先に帰る事になったのだ。
帰り道の約4時間、助手席で母は、グチり続けた。
4時間、音楽も聞かず、ずうっと母のグチを聞いた。
途中から周りが見えなくなるほどの豪雨になり、
ワイパーが振り切れてしまうのでは無いかと思うくらいだったが、
そんな車に叩き付けられる雨音に負けないくらい大きな声で、母は、グチった。
よっぽど腹に溜まっていたらしい。
しかし、ちっとも嫌な気分にならなかった。
4時間聞いた母のグチは、「本当のグチ」だったからだ。
「本当のグチ」って、ただ、わたしが勝手に決めたものだけれど。
「本当のグチ」は「悪口では無い」と思うのだ。
「グチ」と「悪口」の線引きって難しいけれど、
でも、そう思う。
「もー、嫌んなっちゃう」と言っても、
相手を悪く言っている訳では無い。
何というか、取り返す事の出来ない現実に対して、
ただ、ぶーぶー言うだけって感じなのだ。
別に、逃げ出したい訳でも無いし、
誰かを責めたい訳でも無く。
ただ、ぶーぶー言うだけ。
わたしはずっと、
「ほんとだよねー」とか「こまっちゃうねー」とか、
そんな受け答えしかしなかった。
そう答えながら、今まで、母の話が長いからと
真面目に聞かなかった事を反省したり、
これからはもっと、母を気遣おうなんて思ったり、した。
新潟に着き、ファミレスに入り、久しぶりに外食をした。
4時間喋り続けた母は、乾いた喉に水を流し込み、
満足そうに言った。
「もうっ。今度、お父さんがいない所で
『お父さんのばか』って言うんだから。
ぷち切れてやるんだからっ」
『ぶち切れる』のでは無く、「ぷち」。
それが言い間違いなのか、本気なのかは、分からないけれど。
母の事だから、本気で言っているのだろう。
本当に、父のいない所で『ばーか』と言って、
満足そうに、
くつくつ笑うのだろう。
五目ラーメンを美味しそうに食べる母を見ながら、
母の強さと可愛らしさに何故か、頭の下がる思いがした。
劇的に変化した現実を逃げずに受け止める強さと、
根底にいつもある愛嬌いっぱいの可愛らしさ。
その両方を持つ母親に少しでも近づきたいと思った。
そして同時に、こんな素晴らしい気づきを与えてくれた祖母に、感謝した。
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春、爆発
- 2007-04-11 (Wed)
- 写真(CASIO W41CA)
暫く日記を書かぬうちに、春が爆発した。
毎日見上げていた桜は、あっという間にぽわぽわ白い花でその艶やかな枝を隠した。
本当にあっという間だった。
どのくらいあっという間かと言えば、まばたき三回分くらいの早さ。否、速さ。
・・・、どちらでも良いかしら。
白い花びらが開くまで、暫く寒い日が続いた。
雪が散らつく日もあった。
濃いピンクに膨らんだつぼみ達は、寒さの中では決して開くまいと、お腹に力を入れて我慢しているようにみえたものだ。
あまりに我慢が続いたので、
花々が開いた時には勢いがついて、
ぽぽぽんと、音が響いたに違いない。
聴きたかったな。
桜の花が一斉に開く、ぽぽぽんという音。

タンポポも気づけば開いていた。
連日の曇り空の下、開こうかどうしようか、迷っているようなので、今開いても暫くお日様は望めないと、言うか言うまいか迷ったものだ。
タンポポもそれは知っていたようで、開けばライオンのたてがみのようになるはずの花々を、ほんの少し遠慮がちに開いただけで我慢していた。
それでも、夕暮れ時、ちょっとでもお日様を見たかったのか、ちまっと開いたそれを見たときは、この寒空の下で開いちゃって大丈夫かしらという心配と、ここにも春が来たという喜びで、何とも複雑な気分になった。


今や、
上を見上げれば、
白い桜のほわほわな花々や、
白無垢を思わせる優雅なこぶしの花や、
ほんの小さな、柔らかくて美味しそうな柳の葉があり、
下を見下ろせば、
ぽつぽつ小さな紫のおおいぬふぐりや、
産毛の生えた葉と一緒に手を広げた仏の座や、
日がな一日太陽と遊ぶ黄色いタンポポが、
いて、
雪が舞って寒かったことや、
海風が冷たくて頬が切れそうに痛かった事など、
忘れてしまう。
これら、一気に色づき、競うように命が芽生える春を迎えるために、一年という月日があるのだ、
と、言っても良い。
それくらい、好きな季節。

今まで春は、ただ、好きな季節だった。
なのに今年は、素直に心から喜べていない。
祭りの準備をしているうちに、その祭りが終わる事を考えて寂しくなって来るように、
この春が終われば、桜が散って、こぶしも落ちて、緑が眩しくなり夏が来て、秋が来て、冬が来るって事を、考えてしまう。
春が、好きなのに。
春は、すぐにいなくなる。
このままでいいのに。
このまま、が、いいのに。
色づく景色に胸躍るのに、
同時に哀しみがやって来て、
どうも、素直に喜べない。
宜しくない。
毎日見上げていた桜は、あっという間にぽわぽわ白い花でその艶やかな枝を隠した。
本当にあっという間だった。
どのくらいあっという間かと言えば、まばたき三回分くらいの早さ。否、速さ。
・・・、どちらでも良いかしら。
白い花びらが開くまで、暫く寒い日が続いた。
雪が散らつく日もあった。
濃いピンクに膨らんだつぼみ達は、寒さの中では決して開くまいと、お腹に力を入れて我慢しているようにみえたものだ。
あまりに我慢が続いたので、
花々が開いた時には勢いがついて、
ぽぽぽんと、音が響いたに違いない。
聴きたかったな。
桜の花が一斉に開く、ぽぽぽんという音。

タンポポも気づけば開いていた。
連日の曇り空の下、開こうかどうしようか、迷っているようなので、今開いても暫くお日様は望めないと、言うか言うまいか迷ったものだ。
タンポポもそれは知っていたようで、開けばライオンのたてがみのようになるはずの花々を、ほんの少し遠慮がちに開いただけで我慢していた。
それでも、夕暮れ時、ちょっとでもお日様を見たかったのか、ちまっと開いたそれを見たときは、この寒空の下で開いちゃって大丈夫かしらという心配と、ここにも春が来たという喜びで、何とも複雑な気分になった。


今や、
上を見上げれば、
白い桜のほわほわな花々や、
白無垢を思わせる優雅なこぶしの花や、
ほんの小さな、柔らかくて美味しそうな柳の葉があり、
下を見下ろせば、
ぽつぽつ小さな紫のおおいぬふぐりや、
産毛の生えた葉と一緒に手を広げた仏の座や、
日がな一日太陽と遊ぶ黄色いタンポポが、
いて、
雪が舞って寒かったことや、
海風が冷たくて頬が切れそうに痛かった事など、
忘れてしまう。
これら、一気に色づき、競うように命が芽生える春を迎えるために、一年という月日があるのだ、
と、言っても良い。
それくらい、好きな季節。

今まで春は、ただ、好きな季節だった。
なのに今年は、素直に心から喜べていない。
祭りの準備をしているうちに、その祭りが終わる事を考えて寂しくなって来るように、
この春が終われば、桜が散って、こぶしも落ちて、緑が眩しくなり夏が来て、秋が来て、冬が来るって事を、考えてしまう。
春が、好きなのに。
春は、すぐにいなくなる。
このままでいいのに。
このまま、が、いいのに。
色づく景色に胸躍るのに、
同時に哀しみがやって来て、
どうも、素直に喜べない。
宜しくない。
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蒼の雫
- 2007-04-01 (Sun)
- 写真(CASIO W41CA)

おかしな天気だった
生ぬるい夜だった
星はチラリと見えていた
わたしは蒼い瓶を握っていた
おかしな天気だった
全く静かな夜だった
ヒールの音だけ響いていた
わたしは坂を下っていた
踵はアスファルトを打ち鳴らした
おかしな天気だった
時が止まっているようだった
とにかく早く走りたかった
けれど脚は重たくて
気持ちばかり 先走る
こうなることは分かっていた
てのひらの中の蒼い瓶
中の雫を落としたら
二度と元には戻れぬ事を
いつかは無くなる蒼の雫を
いつまでもずっと 求める事を
立ち止まり
手を広げ
その手に視線を降り注ぐ
指の隙間より滴る雫
街灯に照らされ妖しく光り
辺りへ放つその魅惑の香り
嗅覚が呼び覚ます様々の記憶
二度とは元に戻れない
希望と言う名の苦しみが
無限に続くと言う事実
濡れた手が何よりの証
おかしな天気だった
生ぬるい夜風が吹いていた
わたしは踵を踏みならし
坂道を駆け下りていた
何もかもを忘れたかったから
開けてはならぬと知っていたのに
開けたら苦しむと分かっていたのに
瓶に入った香水が
あまりに美しく香るから
もっと近くで嗅ぎたくて
小さな蒼い瓶の蓋を
開けてしまったと言うことを
この掌がもう既に
蒼い雫を求めている事を
求めた雫は消えるのに
この欲望は消えない事を
何もかもを忘れたかった
おかしな天気だった
生ぬるい夜風に
漂う甘い香り
聞こえるのは
アスファルトを打ち鳴らすヒールの音だけ
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