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200705
傘を差さずに
- 2007-05-31 (Thu)
- ことば
雨の中
傘を差さずに歩いた
・・・って、何かの歌詞にありそう。
あるだろう。
何だろう。
何の歌だろう。
なんでもいーや。
アメノナカ
カサヲササズニアルイタ
むんって香る雨の匂い
やけに眩しいピンクのツツジ。
まつげに引っかかったしずく
ほっぺに当たる小さなしずく
バッグに水玉模様を残してく
上を向いて歩こう
雨の中
傘を差さずに
傘を差さずに歩いた
・・・って、何かの歌詞にありそう。
あるだろう。
何だろう。
何の歌だろう。
なんでもいーや。
アメノナカ
カサヲササズニアルイタ
むんって香る雨の匂い
やけに眩しいピンクのツツジ。
まつげに引っかかったしずく
ほっぺに当たる小さなしずく
バッグに水玉模様を残してく
上を向いて歩こう
雨の中
傘を差さずに
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たいやきくん
- 2007-05-30 (Wed)
- 写真(CASIO W41CA)

突然気温の上がったある日、
帰りにたい焼き屋さんへ寄った。
高校生の頃、良く寄り道したお店。
あの頃は、カスタードクリームの入ったたい焼きが好きだった。
今でも、高校生には人気だと言う。
でも、もうわたしは大人だから、
つぶあんの入ったたい焼きを買うんだ。
おじさんは、餡の入っていない、皮だけのたい焼きを一緒にくれた。
暑くなると、たい焼き、売れなくなるんだって。
「今日、気温が上がったろ? ちーっとも売れないんらて。」
明日から、たい焼きはお休み。
秋まで、たい焼きはお休み。
たい焼き屋さんは、夏になると、ソフトクリーム屋さんになるんだ。
コンビニで水を買って、海へ行った。
高校生の男の子と女の子が、裸足で波と遊んでいた。
わたしは砂の上をずんずん歩き、
防波堤に腰掛けて、それを見ていた。
皮だけのたい焼きは、ちーっとも美味しくなかった。
お家に帰って、バターでも塗ったら、美味しくなるかな。
つぶあんの入ったたい焼きを、眺めた。
たい焼きくんが海へ逃げたのは、暑かったからだっけ?
そうだ、確か、毎日毎日鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃったんだよね。
そっかぁ。だから、高校の近くのあのたい焼き屋さんは、夏の間お休みするんだ。夏は暑いもの。
・・・。違うか。何か、ずれたな。
わたしの手の中のたい焼きくんは、何も言わなかった。
だから、とりあえず、もしものために、海と一緒に撮っておいた。
後になって、「いやんなっちゃうよ」って言われてもいいように。
「海行ったじゃん。泳いでないけど」って教えてあげるために。
たい焼きは、美味しかった。
水をぐびぐび飲んで、立ち上がり、スカートの砂を払った。
高校生の恋人たちは、何処かへ行ってしまった。
海は何も言わなかった。
鏡のようにじっとして、ただ、太陽を映していた。
すこし齧られた、皮だけのたい焼きを茶色い紙袋へ戻して、
わたしは、パンプスに砂が入らないように、
そおっとそおっと、来た道を戻っていった。

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